• 第91回

    ジャパンコーヒーフェスティバル

    2026 in 鳥取県・倉吉市

    2026.4.11-12

  • 第91回 ジャパンコーヒーフェスティバル in 鳥取県・倉吉市にご来場いただいた皆様へ

    この度は、ジャパンコーヒーフェスティバル in 倉吉にお越しいただき、誠にありがとうございました。

    今年で3回目を迎え、白壁土蔵群という倉吉の象徴的な場所において、このお祭りが街の風景の一部として少しずつ馴染み始めたことを実感しています。そして、昨年よりご来場いただいたお客さんも増え、この街の賑わいを創造することへも少しずつ寄与できてきたようにも思います。

    <「花よりだんご」が繋いだ、味わいの可能性>

    今回も昨年と同様、「花よりだんご」をテーマに、街に在る三つの和菓子に合わせた珈琲を出店者の皆様に考案していただきました。同じ和菓子に対しても、珈琲の味わい作りへのアプローチは驚くほど多様です。クリアで美しい後味のもの、個性が鮮やかに響き合うもの……。名店から開業したての新しいお店まで、すべての淹れ手が真摯に一杯と向き合う姿は、珈琲が持つ「意味や背景」を超えて、純粋な「味わう喜び」を教えてくれました。

    <歴史が息づく街で、文化を更新する>

    かつての城下町の面影を残す倉吉は、明治・大正・昭和の商店が今も現役で営まれている稀有な街です。珈琲を片手に、現役の商店を訪ね、地元の皆様と触れ合う。そんな「歩く」ことでしか出会えない景色こそが、地域の文化を絶やさずに更新していく力になると信じています。それは、関心を創造することです。

    <ある珈琲屋さんとの「お帰りなさい」の物語>

    最後に、今回の開催で出会った、ある大切な風景をお話しさせてください。かつて倉吉で長年お店を構え、このフェスティバルにも出店してくださっていた一人の珈琲屋さんがおられます。昨年、ご病気で倒れられ、お店を閉められたと聞き、気になっていました。しかし、珈琲で出会った人たちは、ただお見舞いへ行くことよりも、珈琲を通じて再会することこそが本当の交流だと考え、ただ再会を待ち続けていました。

    そして日曜日。彼は、右半身に後遺症が残る身体で、再びブースに立ってくれました。左手ひとつで夢中になってお客さんへ珈琲を淹れるその姿は、あまりにも美しく、強烈なエネルギーに満ちていました。現代社会では、病気や後遺症は「できなくなったこと」として語られがちですが、そこには欠落など微塵もありませんでした。むしろ、珈琲を淹れる喜びに溢れた一人の「美しい人」が、ただそこに居ました。

    珈琲は、個人の内側に閉じ込められがちな経験を社会へと接続し、新たな「状態」を発露させる装置のようなものだと感じました。こうした風景に出会えること、そしてそれを日常へと帰していけること。それこそが、このフェスティバルを続ける理由であり、至上の喜びだと改めて感じさせてくれた風景でした。

    「人間はどこまでも、いつまでもやれる。そして街も、同様である」

    人生における偶然の出来事を受け止め、どう動くか。その個人の営みが社会へと汎化していきます。そしてそのエネルギーは地域を動かす原動力になります。倉吉という街で皆様と共に過ごした時間は、これからの日本の地方都市が進むべき道を示すような、希望に満ちた体験でした。

    また来年、この倉吉でお会いできることを心より楽しみにしております。

    一般社団法人 日本コーヒーフェスティバル実行委員会

    第91回 ジャパンコーヒーフェスティバルin鳥取県・倉吉市の開催テーマについて

    開催テーマ:『花よりだんご』

    昨年に引き続き、本年も鳥取県倉吉市の「倉吉白壁土蔵群」周辺を舞台に、ジャパンコーヒーフェスティバルを開催いたします。

    会場は、江戸・明治期の面影を色濃く残す、国の重要伝統的建造物群保存地区。白い漆喰壁に、山陰特有の赤い瓦が映える景観は、倉吉が積み重ねてきた歴史そのものです。現在はその建物の中に個性豊かなショップが入り、レトロな情緒と現代の活気が心地よく共存しています。

    昨年の開催では、珈琲を片手に歩くことで、普段の観光では通り過ぎてしまうような細い路地や、その土地に根ざした「土着的な雰囲気」を味わう楽しさを、多くの皆さまと共有することができました。

    <一杯の珈琲から始まる「偶然」を楽しむ>

    私たちは、プログラムにはない「贅沢な余白の時間」を大切にしています。

    珈琲の香りに誘われて歩みを進めるうちに、ふと立ち止まって景色を眺めたり、居合わせた知らない誰かと言葉を交わしたりする。そんな「偶然の出会い」こそが、町歩きの醍醐味です。珈琲を通して、倉吉の魅力をより深く、より奥深く再発見する。この場所でしか味わえない、特別なひとときを皆さまと共に創り上げたいと願っています。

    <倉吉の銘菓とこだわりの珈琲が響き合う時間を>

    今回のテーマも、昨年に続き『花よりだんご』です。倉吉には、長年愛され続けてきた素晴らしいお菓子屋さんが数多く存在します。今回は、倉吉を代表する「三つの銘菓」を軸に、珈琲との一期一会の出会いを楽しんでいただきます。

    石谷精華堂「打吹公園だんご」

    素朴で愛らしい見た目と味わいが人気の倉吉を代表する銘菓「打吹公園だんご」。全国菓子博では数々の賞を受賞しており、添加物を一切使わず、口当たりの優しい餡は豆皮を取って作るほどのこだわりで、地元のもち米粉を使用し手間暇かけて作られています。だんご作りただ一筋に今日まで変わらぬ風味を守りぬく、明治13年創業石谷精華堂の代表銘菓です。

    まんばや「志ば栗」

    かつて茶道が盛んだった倉吉で明治10年に創業した老舗和菓子店まんばや。看板商品の「志ば栗」は茶人のすすめにより生まれたと言われる栗の形が可愛らしい白あんがぎっしり詰まった一口サイズの焼饅頭です。甘さ控えめの創業当時から変わらないシンプルな味わいが地元で長く愛され、お茶菓子としても人気です。

    鶴乃觜「はーこさんもなか」

    はーこさんは江戸時代から伝わる倉吉の郷土玩具で、幼子の健やかな成長を願う形代として愛されてきました。「はーこさんもなか」はその象徴である赤色を梅餡のほのかな色合いで表現してあります。柔らかな梅酸っぱさと甘さが上品な最中で、完熟梅を砂糖とりんご酢と北海道産大手亡で梅餡にし、契約栽培をしたもち米100%を自家製粉で生粉にし搗き抜き手伸しして作る皮で包んだ鶴乃觜の人気銘菓です。

    出店する珈琲屋さんは、この中から一つのお菓子を選択し、その味わいを引き立てるための「倉吉開催のオリジナル珈琲」を考案していただきます。銘菓の味わいに優しく寄り添う一杯か、あるいは鮮やかな個性をぶつける一杯か。全国から集まる珈琲屋さんが、倉吉の歴史と味をどう解釈し、表現するのか。ぜひ、その対話の妙を味わってください。

    当日は、各ブースにてこれらのお菓子も販売いたします。「花(景色)」もさることながら、「だんご(銘菓)」を片手に珈琲を嗜み、倉吉の町に新しい記憶を刻んでいただければ幸いです。

    それでは来週、倉吉の美しい町並みの中でお会いしましょう。

    [開催日時] 

    2026年 4月11日(土) 

         4月12日(日)

          両日10:00〜16:00

    [会場] 倉吉白壁土蔵群周辺 (鳥取県倉吉市

        まずは受付へお越しください。

        受付:倉吉白壁土蔵群観光案内所横、打吹回廊1階テラス

    チケット

    前売券:1,800円・・・当日、受付が必要

    当日券:2,000円・・・当日、受付にて販売

    チケット内容

    • コーヒーチケット3枚(うち1枚が運命のコーヒーチケット)
    • 特製コーヒーブック(パンフレット)付き
    • 物販補助券(100円分)付き

    一度受付をした方は、会場内に設けた販売所で

    おかわりチケット(3枚):1,200円もお買い求めいただけます!

    ▶︎コーヒーチケット1〜2枚でコーヒー1杯と引き換えとなります

    販売場所

    • 倉吉白壁土蔵群観光案内所
      (住所:烏取県倉吉市魚町2568-1赤瓦十号館内)
      9:00~17:00・定休日:無
    • 鶴乃觜(つるのはし)
      (住所:鳥取県倉吉市境町3-100)
      9:00~19:00・定休日:第三火曜
    • 出店店舗

    ほか、販売協力店でも販売。

    出店者一覧

    〈鳥取県〉

    TheoCoffee

    ヒビコレコーヒー

    自家焙煎 燕珈琲

    Rest Coffee

    Re'ee Coffee Roasters

    Little Bridge Coffee

    久楽

    KG coffee

    〈岐阜〉

    ライトローストコーヒー専門店 紅緋

    〈滋賀〉

    MORINO COFFEE

    〈京都〉

    SHACACA COFFEE

    〈大阪〉

    fuyu coffee

    喫茶トランク

    はれのひcoffee

    里山カフェ

    〈兵庫〉

    自家焙煎珈琲Healing Cafe Metheon

    〈香川〉

    Kesali Coffee.