• 第90回

    ジャパンコーヒーフェスティバル

    2026 in JR和歌山駅

    〜紀州ネルドリップ編〜

    2026.3.28-29

  • 第90回 ジャパンコーヒーフェスティバル in JR和歌山駅

    〜紀州ネルドリップ編〜にお越しいただいたすべての皆様へ

    この度は、JR和歌山駅前で開催いたしました「紀州ネルドリップ編」にご来場いただき、誠にありがとうございました。

    綿ネル産業発祥の地とされるここ和歌山市での開催は、産業・行政・公共、そして私たち実行委員会と珈琲屋が同じ方向を向き、和歌山の地場産業を「珈琲」を通じてじっくりと体験していただく試みです。2回目となった今回、紀州ネルを用いた味わいが、和歌山市の珈琲文化として少しずつ根付いていく確かな手応えを感じることができました。

    今回は、各日12店舗の珈琲屋さんに、すべて同じ「紀州ネル」の道具を用いて抽出していただきました。ネルドリップは、現代では馴染みが薄くなりつつありますが、本来は日本の珈琲文化の伝統とも言える抽出方法です。現在主流のペーパードリップは、器具(ドリッパー)の形状が味を決定する側面が強いですが、ネルドリップは布がある程度自由に拡張し、どこからでも珈琲が抽出されるため、濾過のプロセスも淹れ手の技術や想いに委ねられます。まさに「その人の味」が色濃く現れる世界です。コーヒーの持つオイル分を含んだまろやかで複雑な口当たりは、多様な豆の個性を優しく包み込み、飲む人の感性と心に馴染んでいきます。

    浅煎りから深煎りまで、12店舗それぞれの個性が光る味わいは大変興味深く、ご来場者様からも「飲みやすくて面白い」という声を多くいただきました。また、生地を供給してくださっている南光染布さんのブースを通じて、ネルドリップを始める良いきっかけを持ち帰っていただけたのではないかと思っております。

    ネルドリップは、歴史ある手法でありながら、その味わいの深さや技術の探求において、現代においても極めて「革新的」な存在です。珈琲との「関係性」から味わいが生まれる——。日本の「関係性を重んじる文化」が、この布一枚を介した抽出の中に最も純粋に体現されていると改めて実感いたしました。そして、その「関係性」は、珈琲だけではなく、人と人、地域と地域、さらには国と国、等の間にまで拡張し実感できることではないでしょうか。

    毎年、こうしてそれぞれの専門性を持ち寄り、楽しみながら産業や文化を守り、発展させていければと願っております。

    そして、一杯の珈琲を飲みながら、平和への願いを込める。こんな時代だからこそ、こうした「場」が大切であると信じてきましたが、開催を終えた今、その思いはより確信へと変わりました。

    この度は本当にありがとうございました。

    また来年、紀州ネルドリップ編でお会いしましょう。

    日本コーヒーフェスティバル実行委員会 川久保彬雅

  • 開催テーマ「紀州ネルドリップ編」

    ジャパンコーヒーフェスティバルでは毎回、その地域を感じることのできる「何か」をテーマとして設定し、すべての出店者さんにこのテーマに沿った珈琲をご提供していただいています。

    今回の開催テーマは『紀州ネルドリップ編』です。開催テーマについて、少しお読みの上ご参加いただけると幸いです。

    <街の発展を支えた「紀州ネル」の誇り>

    今回私たちが着目したのは、和歌山市が近代産業の先駆けとして歩む原動力となった「綿ネル(紀州ネル)」です。1880年代、和歌山で産声を上げた日本初の綿ネルは、やがて全国シェアの半分以上を占め、この街に大きな変革と活気をもたらしました。

     この街の誇るべき歴史を五感で味わっていただくため、本フェスティバルでは全ての出店者が「紀州ネル」のフィルターを用いてコーヒーを抽出します。

    <コーヒーがつなぐ、対話と平穏のひととき>

    近代化を駆け抜けた激動の歴史の裏側には、時代の荒波ゆえの葛藤もありました。暮らしが豊かになった現代において、私たちが切に願うのは、誰もが穏やかに笑い合える「平和な未来」の姿です。

    コーヒーの故郷・エチオピアには、異なる背景を持つ人々がコーヒーを囲み、対話を通じて和やかに暮らす知恵を分かち合う「コーヒーセレモニー」という文化があります。古来よりコーヒーは、張り詰めた心を解きほぐし、平和的な関係を築くための大切な飲み物でした。

    歴史の大きな節目を象徴する和歌山という場所で、今、平和の象徴であるコーヒーを分かち合うことには、とても深い意味があると感じています。

    紀州ネルのフィルターから滴る一滴が、駅前を行き交う人々の心を結び、これまでの歩みに感謝しながら、未来の平穏を共に願う時間となることを目指します。

    一杯の珈琲を飲みながら、平和への願いを込める。

    こんな時代だからこそ、こうした「場」が何より大切だと信じています。

    [開催日時]

     2026年

     3月28日(土) 10:00〜16:00

     3月29日(日) 10:00〜16:00


    [会場]

     JR和歌山駅前中央口・わかちか広場

  • 前売券販売

    淹れたて珈琲も振る舞います。

    2026年3月11日 (水) 17:00~19:00

    JR和歌山駅中央口前にて前売券販売会を実施します。
  • チケット

    • 前売チケット:1,800円
    • 当日チケット:2,000円
    • 追加チケット(3枚):1,200円

    チケット内容

    • コーヒーチケット3枚(うち1枚が運命のコーヒーチケット)
    • お気に入りの豆クーポン(コーヒー豆・ドリップバッグ100円引き)
    • 特製コーヒーブック付き

    販売場所

    出店店舗・販売協力店舗でも販売

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